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雨傘としての歴史
雨傘として使われるようになったのは、18世紀に入ってからであるが、いまだ婦人向けであり、男性が傘を指す文化は生まれていませんでした。
男性が傘を使用した記録があるのは、18世紀の後半、イギリスの商人ジョナス・ハンウェーが、ペルシャで雨傘として使われていたものを広める目的で、防水を施した傘をさすデモンストレーションを行ったのが最初であるいいます。
そのデモンストレーションは、30年間ほど続けたということで、それを機に男性が傘をさす文化が根付いたとのことです。
イギリスの紳士用の傘は、現代でもジョナス・ハンウェーが使った傘がモデルになっているらしいです。
※イギリスメーカーFOX Umbrellas製傘画像
※画像提供元:ChelseaGardensUK
イギリスにできた最初の傘屋は、現在もロンドンで営業を続けているJames Smith and Sonsというお店で、傘とステッキを製造していたそうです。
それまでまっすぐだった傘の柄の形をステッキの形に似せて製造して人気を博しました。
日本への雨傘の伝来は、1804年に長崎貿易により唐船から伝えられています。
伝えられた傘は唐傘や南京傘と呼ばれ、高級絹織物の洋傘として考えられています。
今でも長崎には古く歴史のある洋傘製造の店があります。
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